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イギリス:ウェールズでオーガニックブーム

ウェールズでは、2007年にオーガニック農地が15%増加し、これはウェールズ全農地の6.3%にのぼる。ウェールズオーガニックセンター(Organic Center Wales,以下OCW)による初の全体調査によると、800の農場の約90,000ヘクタールの土地が、オーガニック化されている。OCW代表者のランプキン博士は、この傾向は今後も続くだろうと述べている。


今年は300以上の農家が新しいオーガニック農業計画(OFS:Organic Farming Scheme)への参加を申し込んでおり、ウェールズのオーガニック農業は2009年末までに、8〜10%の成長が見込まれている。 数年後に、ウェールズのオーガニック農業部門の規模が30%〜40%拡大するとしたら、大変興味深い可能性を生み出すことになるだろう。しかしランプキン氏は一方で、新出の生産者たちにとって、オーガニック製品に高価格の市場を見込むことは難しいであろうということもと認めたと、デイリーポストは報告した。
しかしながら、生産者達は、オーガニックと非オーガニック製品の間に、価格面において少々違いが生じるというリスクを考慮し、その期間を乗り越えていかなければならない。ランプキン博士は、現在、転向し始めたほとんどの生産者たちがオーガニックの認証を受けるのは2010年頃になるだろう、と付け加えた。この間にその価格差をどうするか考えることになるだろう。
この報告によって、オーガニック農産物が2007年度のウェールズの全作物の約4-5%を占めることを明らかになった(2%の豚から、10%を超える園芸農業まで)。約7,000頭の畜牛、110,000匹の子羊、7千万リットルの牛乳、83万ダース(996万個)の卵と4,000ヘクタールの耕地作物が、オーガニックで生産され、これらの生産物の90%以上がオーガニック製品として販売された。
オーガニック羊部門は、飽和状態になりつつある子羊肉市場において、オーガニック製品としての子羊肉の販売路開拓に苦戦している。
参照:http://www.dailypost.co.uk
Organic-Market.infoより
http://www.organic-market.info/

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