オーガニック情報アーカイブ
スペイン、カタルーニャ農水局オーガニック農産物生産白書を作成
2004年12月、バルセロナにて、「カタルーニャ農業部門発展の基礎的ツールとしてのオーガニック農業−その調査と技術移転−」と題した一日が開催された。この行事の目的は、オーガニック生産部門の仕組みと発展に関する調査と技術移転の重要性を広く知らしめるものだ。特にヨーロッパの中でもオーガニック農業についてはリーダー的存在のスイス、デンマークの機関(FIBLスイスとDARCOF)の数々の経験が調査モデルの対象となった。
農産物生産・改良・産業化部門の長であるサルバドール・プイグは、2005年は国内市場の発展、認証された生鮮食品の数を加工食品と同レベルに引き上げることが必須の目標であると話している。こうした目的で今年、オーガニック農産物生産白書の作成が進められる予定だ。それには、オーガニック製品に関わるあらゆる人々の声も取り入れられる。
オーガニック農業は、生産と自然の資源、地方発展を調和させるモデルとなる。現在カタルーニャには、オーガニック認証された農地が50,000ヘクタール以上、620の生産者、277の加工業者、およそ60の流通ならびに輸入業者があり、スペインの大部分の加工業者、流通業者が集まっている。
※カタルーニャ農業畜産水産局より
http://www.agroinformacion.com/leer-noticia.aspx?not=19273#