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EU、農産物促進に2400万ユーロ(約320億円)を投入

欧州委員会は、11の加盟国において実施予定の、EU内での農産物に関する情報提供と促進のための20のプログラムを承認した。これら20のプログラムの総予算は4820万ユーロで、うち欧州委員会が半分を負担する。


EU域内市場における農産物に関する情報提供と促進活動についての理事会規定に基づき、11の加盟国が34のプログラムを申請した。委員会はこれら加盟国(ベルギー、ドイツ、ギリシャ、スペイン、フランス、アイルランド、イタリア、オランダ、ポルトガル、スウェーデン、英国)の申請案件のうち、20について補助金を受けるに値するものとして選択した。これらのプログラムは、オーガニック製品、オリーブオイル、ミルク、肉、卵、ワイン、果物、花、きのこ、じゃがいもなどを含んでいる。
全プログラムにかかる(期間は1〜3年)予算は4820万ユーロ。欧州委 員会の助成分は2410万ユーロで、全予算の50%である。
承認の下りたプログラムは、2004年度の第2弾となる。第1弾については、2004年6月に承認済み。農業部門の促進プログラムに対して使用できるEUの年間予算は4850万ユーロである。
<背景>
EU域内市場における農産物や食品に関する情報提供や販売促進のため、欧州委員会が助成措置という形で支援できるよう、2000年12月19日理事会で決議された。これらの措置は、広報や販促、広告宣伝活動からなり、特に品質、衛生面、安全面、栄養面、表示、動物福祉、環境に配慮した生産という点で、EUの生産物が優れているということを強調するものである。これらの措置には、イベントやフェアへの参加、EUの原産地呼称制度に関する情報キャンペーンやEUの品質に関する情報、表示制度、オーガニック農業なども含まれる。特定の地域で造られた高品質ワインについての情報キャンペーンも同様である。EUが支援するのは、これらのプログラムの50%であり、残りはそのプログラムを提案した専門機関や当該加盟国によって賄われる。
上記の結果、2002年1月、販促ならびに情報に関する措置を適用するための詳細な規定を委員会規定として定めた。この規定には、販促措置の適用となるテーマならびに製品が列挙されている。毎年1月31日と7月31日に、関心のある専門機関は当該加盟国宛に提案を提出できる。
提出を受けた当該加盟国は、プログラムならびにそれを実施する機関のリスト、各プログラムの写しを欧州委員会に届け出ねばならない。つづいて欧州委員会は、各プログラムの評価を行い、実施に値するかどうか決定する。
以下は、オーガニックに関するプログラムの予算。
(国名、実施機関、継続年数、実施予算の順で表記)
・ドイツ(CMA 2年 200万ユーロ)
・フランス(Agence BIO 1年 81万6千ユーロ、
      Interbev・OFIVAL 3年95万3千ユーロ)
・イタリア(PROBER 3年 750万3千ユーロ)
オーガニックに関するプログラムの予算は、全体の23.5%と約4分の1程度だが、フランスの販促プログラムはオーガニックのみであったり、イタリアもほかのプログラムと比して群を抜いた金額が投入されており、両国のオーガニックへの力の入れようがうかがえる。
※参考:欧州委員会ホームページ プレスリリース

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