フランスのオーガニックワイン 好調続く
フランスのワイン関連サイトVitisphere によれば、フランスでは近年、オーガニック農法によるブドウ栽培が急速な成長を遂げた。現在、フランスではオーガニック規定に従い64,610ヘクタールのブドウ畑が栽培されており、フランス全体のブドウ栽培地の8.2%を占めている。フランス第3のオーガニックワイン生産地であるアキテーヌもこの傾向を受け、2009年から2013年の間に76%の栽培面積拡大を記録している。オーガニック農法によるブドウ畑の増加に加え、需要も増加、消費者もオーガニックワインを待ち望んでいる。こうしてフランスのオーガニックワイン市場は2013年には5億300万ユーロに達していた。とりわけ市場の年間成長率は驚くべきものであり、2012年から2013年の間には22%上昇した。事実、オーガニックワインを求める消費者層は変化を遂げている。環境保護に対し強く関心を抱いている消費者は今日ではワインの愛好家となり、オーガニックワインの品質や多様性を高く評価している。現在では大型食料品店の94%がオーガニックワインを販売、同様に74%の高級レストランも一般に5年以上前からオーガニックワインを提供している。輸出に関しても同様であり、とりわけ北ヨーロッパや日本・韓国などのアジア、北アメリカにおいてオーガニックワインはもてはやされている。
アキテーヌ地方オーガニックぶどう栽培・醸造業者組合は、パレ・デ・コングレで行われるワインの見本市ヴィネクスポにおいて、2015年6月15日月曜日から16日火曜日にかけて第3回目となる100%オーガニックワインの試飲会を開催する。参加ご希望の方はこちらをご覧ください。業界関係者向けのこのイベントにはフランスのワイン生産者130人が集まり、オーガニックワインの人気を裏付けている。2か所の無料テイスティングではオーガニックワインコンクール受賞ワインを含め、フランスのオーガニックワインを自由に試飲することができる。
出典元:vitisphere
2015/06/11
翻訳ボランティア:大澤文子