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プレスリリース:IFOAM、新しいオーガニック規定にコメントを発表

IFOAMヨーロッパ連盟は、長い間心待ちにしていた、新しいオーガニック規定実施ルールの承認が行われるのを、複雑な心境ながらも歓迎している。オーガニック農業の常設委員会は、新しいオーガニック規定 834/2007の最終的な実施ルールの承認に今月同意している。今回実施される法律では、委員会が長い話し合いの末にやっと採択した新オーガニック規定 834/2007が、どのように実行されるのかを詳細に定義している。新規定の実施ルールの承認を得ることは、オーガニック規則改定の流れの中で画期的な出来事であるが、IFOAMヨーロッパ連合は未解決の問題について懸念している。


IFOAMヨーロッパ連盟は新規定が重要な定義づけなどを含んでいることを歓迎しており、また、IFOAMが指摘した事項を委員会が取り上げたことに関しても高く評価している。この法案により、ヨーロッパのオーガニック農家や製造業者の業務が円滑になり、オーガニック経営者の法的な確実性が確かなものになる。「委員会による交渉は今まで以上に透明性のあるものでした」とIFOAMヨーロッパ連合の議長、Francis Blakeは発言している。「しかし、非現実的な時間制限のなかでプロセスを完成させなければいけないという不必要なプレッシャーのせいで、信頼できる利害関係者の参加が実現できなかったと言う点が残念です。また、それにより生じた矛盾点や実用的でない要求は、将来業界を悩ませることになるでしょう。初期段階からすでに欠陥があるルールを実行に移さなければいけないのは残念なことです。2009年のルール開始のための骨組み作成のための時間が大変少ないことも業界内の大きな懸念となっています」
養鶏産業のような、より解決の難しい分野や、許可された(肥料の)投入や製造ルールの見直しにおいて、やるべきことはまだ残っている。「加盟国レベルにおける承認について不明確な状態のままであり、肥料の使用や家畜密度の制限に関して決定していることが少ないということは、後退だと思います」とIFOAMヨーロッパ連合の規定の専門家Sabine Eigenschinkは発言している。これに加えて、EU共通のロゴにおいての失敗はオーガニック産業でいまだに懸念されている。また、新ロゴの承認に関する条項の先送りによる混乱も、IFOAMを落胆させている。「最も簡単で一般的なアプローチは、議会による強制義務をなくすことです。」と Francis Blakeは語っている。IFOAMヨーロッパ連合はこの規定の改定プロセスの細かいモニタリングを引き続き行う予定であり、業界内での専門家として貢献し続ける。また、ヨーロッパオーガニック産業のとの話し合いを続ける予定である。
EU新規定(英文):http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2008:166:0003:0015:EN:PDF
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/

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