オーストラリア、暫定オーガニック規定
オーストラリア国内でのオーガニックやバイオダイナミック産業の基準が完成に近づきつつあり、消費者はもうじき自分たちの選ぶオーガニック商品が、本物のオーガニックであると確信できるようになるだろう。オーガニックやバイオダイナミック産業に関するオーストリア国内の基準が完成されれば、産業界や政府の需要、またオーガニック商品のマーケティングやラベル表示に対するクレームを巡る消費者の不安に応えるひとつの統一基準が出来るだろう。
幅広い層の支持を得た主要関係者の委員会により発展したオーストラリアの暫定基準は、オーガニックとバイオダイナミック製品の製造、準備、輸送、マーケティングとラベリングの段階で、必要条件を定めている。暫定基準は特に農業と管理実務に重点を置いており、再利用可能資源と土壌や水、エネルギー資源の保全を推進している。
果物・野菜・肉・鶏肉・きのこや食物繊維などの未加工の植物製品、動物製品、菌製品や、加工食品・化粧品・スキンケア商品などの加工商品で「オーガニック」とラベルが付いているものは全て、この暫定オーガニック規定の対象となる。Standards Australia(オーストラリア規格協会)の副代表であるColinBlair氏は、暫定案は「オーガニック」や「バイオダイナミック」と表示されている商品の生産者や製造者が満たすべき最低限の条件を確立し、生産者、卸売業者、消費者それぞれに均等な機会を提供していると話す。
オーガニック商品とバイオダイナミック商品に関するオーストラリアの暫定基準とそれに付随する文書は7月21日から公式コメント上で閲覧可能である。市民や関係者らは2008年9月22日までにStandards Australiaに意見を提出するよう促されている。Standards Australiaはこの暫定規定を2008年12月までに発表するべく活動中である。
参照:http://www.standards.org.au/Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/