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英国政府、学校カリキュラムに「料理」を再導入

「食の集中キャンペーン」や「健康教育トラスト」等、ソイルアソシエーションが行ってきた息の長いキャンペーンを経て、英国政府は11〜14才の子供たちに対し、「料理」を学校授業の必須科目に据えるという、喜ばしい決断を下した。これはきわめて重要な第一歩であり、初等教育でも同様に「料理」の授業が復活するよう、早急な対応がなされるべきだ。


学校での細分化された食教育において、料理は必要不可欠な要素であり、政府はその役割を明確にすべきだと、ソイルアソシエーションは述べている。英国首相の戦略部が今月初めに報告しているように、肥満は食文化の危機におけるひとつの兆候にすぎない。食文化は二重の意味で危機に瀕している。というのも私たちの今の食システムは、低炭素が前提とされる未来に適しておらず、さらには私たちの食文化によって社会は「肥満と食事関連の病気」という重荷を背負っているからだ。
英国中の各学校では、これまでの食教育を「命のための食」というプロジェクトへと移行するキャンペーンに続々登録中だ。これは農地からお皿まで、を実地で経験するための計画だ。若者たちは、旬の地元でとれるオーガニック食品を育て、料理し、新鮮なうちに食し、肉類が生産される農家のもとを訪れる。
ソイルアソシエーションによるこの「命のための食」計画は、すでにイングランドとスコットランドにおける数百の学校と8件の地元教育機関で、実行に移されている。この計画は、地元のオーガニック食品の学校や病院への供給を促進しており、英国の5つの地域でもすでに「命のための食」計画が試験的に実行されている。
参照:http://www.soilassociation.org
Organic-Market Info.より
http://www.organic-market.info/

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