デンマークのオーガニック牛乳生産高まる

ここ数年、デンマークではおよそ80のオーガニック生産者たちが、需要不足が原因で自分たちの牛乳を安値でタンク売りし、一般の牛乳と混ぜた状態で販売してきた。しかし現在、オーガニック製品に対する大量の需要がデンマークにも押し寄せてきている。国内でもっとも大きい製造業者の「Arla Foods」社は、現在の年間生産量300,000トンに上乗せして375,000トンにしたいという意向を発表した。

コペンハーゲン・ポストの報道によれば、オーガニック牛乳をスーパーマーケットに供給するためには、もっと多くの生産者たちがオーガニックに転換しなければならない。Arla社は今年の夏に、多くの納入業者たちにオーガニックに転換するよう求めた。そのうち35社が、転換した後オーガニック牛乳を供給することに賛成した。スウェーデンにある同社の契約オーガニック農家たちもまた、生産量を増やせる可能性があるようだ。
他のデンマークのオーガニック牛乳製造業者も、国内外の牛乳の需要の増加から恩恵を受けている。デンマークのオーガニック牛乳の20％を生産している「Thise Dairy」社は、近年イギリスやアメリカまで事業を広げている。
参照：http://www.cphpost.dk/
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/