オーガニック・自然派市場における認証の増加
オーガニック・モニター社の発行した報告書によれば、オーガニック・自然派部門では認証を受けた製品が増加する傾向にある。(注:自然派の認証があるのは化粧品のみ)認証のためヨーロッパに目を向ける企業の増加が著しい。それというのも、製造業者は自社の製品を市場で際立たせる必要があるからだ。「自然派」と銘打つ製品の数が増えることで、消費者はそれらの製品の組成に疑いの目を向けるようになってきた。消費者がどの程度製品が天然なのかを知りたがるようになった今、もはや「オーガニック」や「自然派」という表示では不十分である。オーガニックと自然派の両方の規定を持っている点で、エコサートは認証機関としてもっとも人気があるようだ。イギリスのソイル・アソシエーションはオーガニック規定を扱い、ドイツに拠点を置くBDIHは自然派規定を打ち出していると、コスメティック・デザイン社は報道している。
アメリカでは、多くの名の知られた企業が、エコサート認証をとった製品を近年発売している。ステラ・マッカトニーは100%オーガニックの製品を2つ発売しており、それ以外の化粧品のシリーズも50〜60%のオーガニック成分が配合されている。「Intelligent Nutrients」社は、来年、市場に大きな影響をもたらす見込みで、認証を受けたオーガニック成分の配合された化粧品のシリーズを発売する予定だ。
この報告書ではまた、短くともこれから5年間は、認証が市場の差別化を促す最大の要因であり続けると予測している。同様にフェア・トレードのパーソナル・ケア製品の継続的な増加も見込まれている。
参照:http://www.cosmeticsdesign.com/news/
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/