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オーガニックな服への意識の芽生え(英国)

アメリカンエクスプレスが発表した調査では、アンケートを受けた消費者の33%が「自分は意識の高い消費者」と思っ ていることが分かった。買い物袋を持ち歩くことは、環境への責任感を示すため、おしゃれだとされている。最新の「マストアイテム」はWayne Hemingway’sの「Bag for Life」で、100%生分解性のバッグである。2005年には、このバッグで 340万枚のビニールバッグが節約になった。


この環境意識は、すでに服飾産業を変化に導いている。今日、婦人服は10年前と比べ40%安くなっている。衣服が 安価になったのは、サプライ・チェーンの底部にいる人々が犠牲になっていることは明らかである。綿花を子どもが摘んでいたり、長時間労働をさせられている誰かが縫っていることを知ってしまうと、消費者はもはや快適な気分になれない 。国連が述べているように、1本のジーンズ分のコットンを生産するのに、ほぼ1万1000リットルの水と、世界で最も危険な農薬の数種類が使われる。地球上の殺虫剤使用の24%がコットン栽培のためだ。−−そしてイギリスでは、毎年 50万トンの不要扱いになった衣服がゴミ箱行きとなっている。意識が芽生えるにつれ、オーガニックでフェアトレードなファッションへの要求が高まっている。
Edunは環境への敬意、さらに衣服を作った人、それを着る人への敬意を表明している。デザイナーのキャサリン・ハムネットも環境に優しくてファッショナブルな服を作ることに打ち込んでいる。彼女の2007年春夏コレクションは100%オーガニックで、フェアトレードファウンデーションの認可を受けている、とデイリーメール紙は伝えている。ハイストリートショップもこのトレンドを察知し、「オアシス」は新たに100%オーガニックなデニムとジャージの商品レンジを12店舗で展開する。「トップショップ」は「People Tree」や「Made」のようなフェアトレードブランドを試験的に取り扱っている。「マークス&スペンサー」はフェアトレードのコットンTシャツと靴下を導入した。
Bio-Markt.infoより

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