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世界のオーガニック認証農地面積2600万ヘクタール以上に

IFOAM(国際有機農業運動連盟)、FiBL(スイスのオーガニック農業調査研究機関)、SOL(ドイツ環境と農業基金)は、オーガニック食品の展示会では世界の先頭に立つ、ドイツのニュルンベルクで開催されたBioFachにて、“オーガニック農業の世界−統計と新しい動向 2005”についての新しい研究を発表する。


研究によると、現在、世界中で2600万ヘクタール以上の農場がオーガニック化されている。これは前年より200万ヘクタール以上増加している。FiBLのHelga Willerは「これは約10%の上昇だ」と説明している。
オーガニック農地面積では、オーストラリアが1130万ヘクタールでトップ、続いて280万ヘクタールのアルゼンチン、さらには100万ヘクタールを超えるイタリアが続く。全農地面積に占めるオーガニック農場の割合からみると、オーストリア、スイス、北欧諸国が他国をリードしている。スイスでは例えば、農地の10%以上がオーガニック農業によって運営されている。
2003年、オーガニック製品の市場規模は全世界で250億USドル(約2兆6180億円)に達した。その中で、最も大きなシェアを占めたのは、ヨーロッパと北米である。IFOAMのBerrward Geierは、市場とオーガニック農地面積は今後も増加すると期待している。それは、政府の支援が増加したことや組織の発展が要因となっている。
このオーガニック農業についての国際的な研究がBioFachで発表されるのは6度目である。印象的な数字や説明は以外にも、この研究の特徴として、市場の現状、またいくつかの大陸については、芽生えつつある動向などの最新情報などが挙げられる。さらに、基準と認証に関する章は、新しい情報の宝庫である。新しい章として、オーガニック農業と持続可能性に関するものが加えられた。
FiBLプレスリリースより(2005年2月23日)
翻訳:EUOFA研修生 川村

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