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遺伝子操作食品に対するEU各国の反応
EUは、遺伝子操作食品の輸入に関する5年間の一時停止期間を撤廃するか否かについて、合意に失敗した。そしてその決断は90日間延期されることとなった。
ダウ・ジョーンズ・インターナショナル・ニュースによれば、スイスの企業シンジェンタが開発した遺伝子組換スイートコーンの種、Bt-11の販売許可について、EU加盟各国の専門家たちによる決議は、3カ国が棄権したものの、6対6のまっぷたつに分かれた。
賛成票を投じたのは、フィンランド、アイルランド、オランダ、スペイン、スウェーデン、英国で、一方オーストリア、デンマーク、フランス、ギリシャ、ルクセンブルグ、ポルトガルは反対の意を示した。棄権したのはベルギー、ドイツ、イタリア。
この決議の結果、シンジェンタ社の申請はEU農業閣僚会議へ送られ、その検討はさらに90日後になる。