米国:遺伝子組換え食品に表示を求める保護者
新たに公表された、Just Label It(LJI:正しいラベル表示を)連携グループによって行なわれた全国世論調査結果によれば、米国の圧倒的多数の保護者は、米国食品医薬品局(FDA)に対し、遺伝子操作された、あるいは遺伝子操作された原料を含む食品についてのラベル表示要求を望んでいる。
メルマングループによって実施された調査では、母親の90%、父親の88%が遺伝子組換え食品のラベル表示に賛成している。さらに、母親の85%、また父親の80%にとって、購入し家族に提供する食品が遺伝子組換え原料を含んでいるかどうかを知ることは重要であるという結果が出ている。
より多くの保護者にこの問題に携わってもらうための取り組みの中で、JLIはウェブサイトの中に育児に関するページを新設した。そこには遺伝子組換え食品のラベル表示に関するFDAへの請願書、AllergyKids(アレルギーの子どもたち)の創設者でJLIのメンバーでもあるロビン・オブライアンからの「両親たちへの手紙」、そして遺伝子組換え食品を避ける方法についての情報などが含まれる。請願書は保護者に対し、ラベル表示に対し協力の意を既に示しているアメリカ人以外に、さらに100万人が自分の子どもたちに食べさせている食品について知ることができるようになるよう依頼している、とDewey Square Groupは報告する。
JLIの議長でStonyfieldの議長ならびに共同設立者であるゲーリー・ヒルシュバーグは、「自身の子どもたちの食品に対する保護者の関心は、ピンクスライム、有毒な2,4-D除草剤耐性のコーン、そして茶色く変色するのも避けるよう遺伝子組換えされたりんごを含む議論を受けて増大してきた。そして国に対し、遺伝子組換え表示を求める他の40の先進国に加わるよう求めている。」と話す。
JLIは遺伝子組換え食品のラベル表示義務に注力する540以上のさまざまな団体からなる米国の全国連携グループである。グループのメッセージはシンプルだ。「消費者は、情報に基づいた選択が可能になるよう、食品について知る権利がある」
調査結果と請願書は、このサイトで閲覧・利用可能。
www.justlabelit.org
出典:Dewey Square Group
Organic-Market.Infoより