ガーナからオーガニックカカオ
オーガニックで育てられ、認証を受けたカカオのガーナ初のコンテナーが同国の港、テマ ポートから出荷された。豆は東部に位置するSuhum地域で生産されたもので、この区域は世界でもっとも多くのカカオを栽培している場所の1つである。急速なオーガニックとフェアトレードカカオ市場の成長という観点から、この初出荷は西部アフリカ各国にとって、この利益の高いニッチマーケットへの進出を意味する。
オーガニックカカオ生産を始めたというスイスとガーナの共同プロジェクト促進のため、昨年末、ガーナの首都アクラで開催された記者会見で、ガーナカカオ委員会の代表たちは環境に配慮するという栽培方法への関心を特に強調した。政府管轄の研究組織の
主担当役員代理のYao Adu Ampomah博士は、「これからの命題は、いかにオーガニックカカオの市場を発展させていくかだ。」と語る。これこそまさにスイス・ガーナ共同プロジェクトと、現在2500軒でさらに拡大しつつあるオーガニックカカオ農家が到達したい目標である。
スイスの企業であるPakkaのCEO、Balz Strasser氏は「私たちはオーガニック供給網の発展を専門としてきました。また私たちは欧米市場に輸出をしたいアフリカ各国の社会起業家を探しています。」と言う。
ガーナでは、Pakkaはオーガニックとフェアトレードのカカオを市場取引することを目的とした地元企業、Yayra Glover社とチームを組んできた。経済的事業に関するスイス連邦当局(Swiss State Secretariat for Economic Affairs (Seco))の経済協力と開発補助の支援とともに、同2社は現在活動領域を同国の南東部にあたるVolta地域へと拡大している。同プロジェクトのさらなるパートナーは、スイスのチョコレートメーカーMax Felchlinで、このガーナの初のオーガニックカカオのコンテナーは、Schwyz市にある同社のプラントでクーベルチュールチョコレートとして姿を変えることになる。
出典:Pakka
Organic-Market.infoより