ザンビア:アフリカオーガニック会議
第2回目となる「アフリカオーガニック会議(AOC2)」は、「アフリカの発展計画におけるオーガニック農業のメインストリーム化」を議題とし、2012年5月2日から4日までザンビアのルカサで開催される。この会議の目的は、アフリカ政府間組織だけでなく開発パートナー諸国において、オーガニック農業がアフリカの主要な政府政策であることについて報告をし、更なる促進をする事にある。
生物多様性と種子生産、畜産、気候の緩和、食料安全保障への影響を実証するなどのオーガニック生産に成功した小規模なオーガニック農業のプロジェクトやケーススタディを紹介したり、オーガニック保証制度がどのように地方や地方全体および外部の支えになりうるか、を含むマーケティングやオーガニック製品の貿易に成功したオーガニック農業のプロジェクトやケーススタディを見せたり、公共政策、研究およびセクターの開発に成功した取り組みとケーススタディを強調させたりすることを目的としている。これに基づき、会議はオーガニック農業がアフリカの農業と開発課題へ可能な限り大きく貢献できるよう更なる提案を行うことになるだろう。第2回アフリカオーガニック会議は、250以上の参加者が集まり、急速に伸びるオーガニック農業とバイオテクノロジーを利用したアフリカの持続可能な開発に関して意見を分かち合うことで成功に終わった初回の会議に基づいて進められる。
OPPAZ(ザンビアオーガニック生産者加工業者協会=Organic Producers and Processors association of Zambia)は、専門家や農家、政策立案者、科学者、研究者及びその他関係者に、ルカサの会議で提案を発表するよう求めている。以下のトピックへ焦点を当てた、口頭によるスライドプレゼンテーション(15〜20分)およびポスター発表が歓迎されている。:
1.オーガニック政策の展開と実施について
2.アフリカにおけるリサーチとトレーニング、拡張に関する組織と方法論 について
3.オーガニック農業の実用的な取組みについて
4.オーガニック市場の展開について
5.オーガニック保障制度 について
6.気候変動、緩和、適応と回復について
7.畜産物の生産と総合的な管理運営について
一般公募とは別に特別公募もある。特別公募は、 気候変動と食糧安全保障、貧困緩和、ミレニアム開発目標(国連が定めた2015年までに達成すべき8つの目標。貧困や飢餓などの削減に関するもの)の関連性に特別な重点を置いた会議の議題を含んだ、サハラ以南のアフリカで成功したオーガニックプロジェクトに関するケーススタディの提出を求めるものだ。優先される報告書は、南部および西部アフリカに特別な重点を置いたサハラ以南のアフリカからのものである。要約提出期限は2012年1月31日。詳しい情報はこちらを参照の事。
出典: African Organic Conference
Organic-Market.Infoより
(翻訳:ボランティア 越川 加奈子さん)