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カナダのオーガニック規定有効に

カナダのオーガニック製品規定は2009年に法律化され、2年後の2011年6月30日に完全施行された。カナダ食品検査庁(CFIA)は2年間の通商実施政策に従うことで、経営者たちがこの規定に完全に準拠できるよう時間的猶予を与えた、とカナダ・オーガニック取引協会(OTA)は伝えている。カナダOTAの事務局長であるマシュー・ホームズ氏は、「カナダでは、『オーガニック』とラベルが貼られてこの規定の対象となった商品は、CFIA公認の審査登録機関による認定を受けなければならない。また、すべてのオーガニック商品のラベルは、認定機関の名称を記載していなければならない」と語った。


2009年の規定では、国内と輸入された商品の両方に対し、カナダのオーガニック標準を満たしていることが義務づけられている。 「Biologique Canada Organic」という、今ではお馴染みのロゴがつけ始められることで、カナダの消費者はオーガニックの条件を満たす商品を識別できるようになった。消費者たちに家庭での安心を提供することに加え、カナダのオーガニックシステムは米国とヨーロッパという2つの主要貿易国からの信用も得ている。2009年、カナダと米国は二国間のオーガニック商品取引を可能にする世界初の「オーガニック等価協定」を発表した、とOTAは報告している。
 2011年6月、欧州連合(EU)はカナダのオーガニック製品と認証制度がヨーロッパ内への輸入に有効であるとして、「第三国リスト」にカナダを加えた。2011年6月21日、認定された国々のリストが発表された。2011年6月23日、カナダは全ヨーロッパのオーガニック製品がカナダのオーガニック製品規定に適い同等であるとの認識を承認した。欧州委員会の農業と地域開発局によると、両者が同等であるとの承認に続いて、それぞれのオーガニックロゴを相互の市場で使用することが正式に認可された。
出典:Canada Organic Trade Association, European Commission
Organic-Market.Infoより
(翻訳:ボランティア 大畑 恵里さん)

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