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イタリア:オーガニックレポート2011発行

「Bioreport2011イタリアにおけるオーガニック農業」がボローニャで開催された自然製品に関する国際的な展示会Sanaにおいて正式にお目見えした。この研究結果は、イタリア国立地方ネットワーク(Italian National Rural Network:RRN)がAIAB(イタリアオーガニック協会)様々な機関や協会と協働して発表したものであり、イタリアのオーガニック部門、中でも生産、マーケット、規制の枠組み、そしてオーガニック製品に関する公的援助に焦点があてられた1枚の写真ともいえる。


この研究は、オーガニック部門で活動する異なる機関間のシナジー効果が発揮された重要な結果であり、社会的オーガニック農業は、極めて妥当で注目を浴びているテーマであることが見出された。社会的農業の章でこの発表に貢献しているAIABによると、2011年、221の農場が社会的オーガニック農業を実践しており、2007年の107と比較するとその差は歴然である。
オーガニック農業と社会的活動のコンビネーションは、主に果物や野菜の栽培、また家禽の飼育や養蜂に見られた。いずれも労働集約的な部門である。20%近い会社が心理的に障がいを抱える人々と仕事をしていた。また同様に19%が身体的な障がいを持つ人、13%が精神的な障がいを持つ人とともに働いている。また17%の農場は、麻薬中毒を患っている人々の助けを得て生産を行っており、9%の農場が麻薬中毒の危機にある子供や思春期世代の助けを得ている。
マーケティングに関しては、このような会社は幅広い販売チャネルを使えるようになった。最大は軒先での直接販売である(38%)。その他購買グループ、ファーマーズマーケット、レストラン、そしてインターネット通販であった。
出典:AIAB
Organic-Market.infoより

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