フランス：オーガニック農業生産、ドイツを追い抜く日も間近

Agence Bioは先日、フランスにおける2009年から2010年上半期にかけてのオーガニック農業の成長度合いを示す数値と概括を発表した。

オーガニック農業の成長は2009年に確実なものとなり、2010年にはさらに増大している。2009年のオーガニック農業の新規就農者数は2008年の2倍以上に達した。全体数としては、2008年末にはフランス国内でオーガニック農法に基づき農業を営む生産者数は13,298軒だったが、2009年末にはその数は16,446軒となり、前年度と比べ23.7％増加した。
2010年の１月から７月までの間に新たにオーガニック農法に基づいた農業が開始した農場数は3,345軒、停止したのは397軒である。つまり1月1日から7月31日の間にオーガニック農場は2,948軒増加したことになり、その総数は7月末時点で19,594軒となった。
このペース（月に実質約420軒の増加）でいけば、フランスのオーガニック農業生産者は9月には20,000軒に達し、近々ドイツの認定オーガニック農業生産者数を超すと推測できる。実際ドイツの2009年末のオーガニック農業生産者数は約21,000軒で、フランスにおける増加率はドイツのそれを大幅に上回っている。
出典　Agence Bio
Bio-Marche.Infoより
（翻訳：　ボランティア 中村杏奈さん）