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オーガニック情報アーカイブ

H&M:スタイルと材質のサステナビリティ報告書2009

H&Mは、「Style and Sustainability Report 2009(スタイルと材質のサスティナビリティ報告書2009)」を発表した。トルコ、インド、中国等で育てられる、同社が扱うすべてのオーガニックコットンは、第三者認証によるオーガニックコットンの認証を受けている。それに加えて、すべての工場におけるオーガニックコットンの取扱い方法は、IMO と Control Unionによる社会的な意味のある基準「OE100」と「OE Blend」に従って認証を受けている。

オーガニックコットンは、すべての衣類の部門(男性、女性、ティーンエイジャー、子供、ホームウエア)で使用されている。それらの提供は、100%のオーガニックコットンの衣類と、従来のコットンとブレンドした衣類がある。衣類のラベルには、顧客が情報を見て選択する手助けをしている。
H&Mは、2013年までオーガニックコットンに使用を、前年対比50%増にする目標を設定している。この基準となるのは、2008年の目標である2,000トンである。毎年50%増加させれば、トータルでは2013年に15,000トンの使用量に達する見込みである。2009年には、目標を超える8,500トンのオーガニックコットンを使用した。2010年末までには、ベビー服のフラワーラベルすべてにブレンドオーガニックコットンまたは、オーガニックコットン100%を使用する計画である。
H&Mは、積極的に「ベターコットンイニシアチブ(the Better Cotton Initiative :BCI)」を通して従来のコットン栽培方法の改良に向けた取り組みも行っている。この取り組みが目指していることは、従来のコットン栽培がサスティナブル(持続可能)になり、2020年までにBCIの目指すゴールにたどり着くことである。2009年には、250トンのオーガニック栽培転換中の綿花が予約された。それらは、2010年に衣類にブレンドして使用する予定であるが、特別なラベルなどはつけない。2009年には、16種類の衣類はリサイクル綿から作られた。同社は、自社製品の基準(ポリシー)を更新した。新しい基準は、厳しい要件であり、アンゴラウールとメリノウール、動物の皮、羽、ダウンの使用基準が含まれている。2009年には、同社の基準を更新し動物福祉への行動が認められた結果、Proggy賞をPETA(国際動物愛護団体 動物の倫理的扱いを求める人々の会:People for the Ethical Treatment of Animals))より受賞した。
IMO
スイスのオーガニック認証団体Control Union World Groupは、1956年オランダに設立された国際グループ企業です。
本部はオランダのロッテルダム(Rotterdam)にあり、システム、サービス、物流に関する国際的な貨物調査、および認証を世界50カ国以上で展開しています。
Organic Exchange
Organic Exchange(以下OE)は、オーガニックコットンを含む製品の生産・製造に対する認証です。文書によって購入、出荷の追跡が可能です。
OE認証には、OE Blended/100 Standardの2種類の基準があります。
OE Blendedには5%以上100%未満のオーガニックコットン、OE 100には95~100%のオーガニックコットンを含む製品が該当します。認証製品としてロゴをつけて販売するには、原綿から認証製品ができるまでのすべての工程(工場や加工所や倉庫)において認証の取得が必要となります。
Better Cotton Initiative(ベター・コットン・イニシアチブ、BCI)
BCIのねらいは、世界中で行われている綿花栽培法が環境や社会に及ぼす主要な影響をある程度改善し、より持続可能な栽培法にしていくこと。国際企業やNGOなどが参加しています。
Better Cotton Initiative(ベター・コットン・イニシアチブ、BCI)の創立メンバーであるイケアのHPより
・PETA
国際動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals、PETA)」
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 橋口さちこさん)

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