オーガニック情報アーカイブ
イタリアにおけるオーガニック農業
Sinab(オーガニック農業に関する国立情報システム)の綿密な調査に基づくデータによると、イタリアでオーガニック分野に従事する事業者数は、2008年12月31日時点で49,654にのぼった。内訳は、生産者が42,037、販売業務にも携わる企業を含めた小分け業者が5,047、生産加工業者が2,324、生産加工兼輸入業者が195、輸入業専門業者が51となっている。但し、これらのオーガニック事業者数は、2007年と比較して1.2%の減少となった。
前年度と同様、イタリア国内でオーガニック農業法人の数が最も多かったのはシチリア州で、カラブリア州がそれに次いだと報告されている。
また、加工業者数では、エミリアロマーニャ州が最大で、次いでベネト州となっている。
国内におけるオーガニック農地もしくはオーガニック転換中農地は100万ha以上あるが、前年対比ではおよそ13%減少。全オーガニック農地の50%以上が家畜の飼料や牧草地、放牧地に利用され、また、オリーブやワインも広範なオーガニック農地で生産されている。
家畜の生産で特に伸びを示したのは、家禽類、羊、豚であった。
合計して、オーガニック検査認証機関がオーガニック関連企業へ行なった訪問は63,060回に上った。グラフ等を含む詳細はSinabにて提供が可能。
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/