スペイン:カタロニア地方のオーガニック産業、堅実な成長
カタロニアのオーガニック産業は年々成長を続け、いまやスペイン国内でオーガニック生産が最も活動的に行われている地域の一つとなっている。スペイン環境と農村・海洋環境省が示した、オーガニック製品に関する統計によれば、カタロニアは、スペインでもっともオーガニック野菜生産者(459事業者)とオーガニック畜産業者(97事業者)の多い地方であり、アンダルシア、ヴァレンシア地方がそれに続く。
主要な事業は、ワインやスパークリングワインの瓶詰め、食肉処理場での労働、植物の苗木生産である。Ecoticias(訳注:スペインの環境ニュース発信サイト)によれば、カタルニアには、441の加工業者、36の輸入業者、120の市場売買人が存在しており、それぞれスペイン国内で最大の数字だ。
カタロニアには62,331ヘクタールのオーガニック耕地があり、スペイン国内で5番目にオーガニック農地面積が大きい地域となっている。アンダルシアが、オーガニック農地面積が最大の地域であり、784,067ヘクタールを擁している。次いでカスティーリャ・ラ・マンチャ119,668ヘクタール, エストレマドゥーラ 85,806 ヘクタール、 アラゴン 70,494ヘクタールと続いている。しかしながら、オーガニック農地の密集度で言えば、カタロニアは2ヘクタール/平方キロメートルで、アンダルシアの9ヘクタール/平方キロメートルに続き、スペイン国内で2番目となっている。オーガニック畜産はスペイン全体で増加しており、2008年の事業者数は、前年度から25%増の3813軒に達し、農作物の生産・加工を行う企業数は、前年度から10%増の2174軒となった。
参照:http://www.ecoticias.com/
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/