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米国:2008年のオーガニック製品販売額17.1%増

“2009 Organic Industry Survey” 最終報告でオーガニックトレード協会 (The Organic Trade Association, 以下OTA) が明らかにしたところによると、オーガニック製品 (食品および非食品) の米国国内販売額は2008年末までに246億ドル (約2兆3,370億円) に達し、経済危機にも関わらず、2007年の販売額を実に17.1%上回った。経済全体が失速する一方で、オーガニック製品の販売は、年間を通じ、極めて好調で、OTA事務局長 Christine Bushway は「オーガニック製品は消費者の支持を受けて、リピーターを獲得しています」と話す。


マーケット・リサーチ会社 Lieberman Research Group がOTAに代わって行った本調査では、オーガニック繊維やパーソナル・ケア製品、ペット・フードなどの非食品部門およびオーガニック食品・飲料の、2008年年間販売額の成長率を算定している。その結果、オーガニック食品の売り上げは15.8%伸び、販売額は229億ドル (約2兆1,755億円) に達する。一方、オーガニック非食品の売り上げは実に39.4%増加し、販売額は16億4800万ドル (約1,566億円) だった。
結果的に、米国におけるオーガニック食品の販売額は、今や、食品市場全体の約3.5%に匹敵し、「オーガニック食品市場にとって、この数字はもうひとつの画期的な意味を持ちます」とBushway は語る。経済の悪化とともに、消費者はオーガニック製品を買い続けるためにさまざまな工夫を重ねており、現在、多くの商店がオーガニック製品を取り扱っていることから、値段を見比べてあちこちの店を回ることも可能だ。また、割引クーポン利用の増加や、プライベート・ブランドの急増、大手オーガニック・ブランドによる価格志向型商品が、売上げ増に貢献している。OTAによる ”2009 Organic Industry Survey” 最終報告は、現在、OTAのサイトwww.ota.comで購入できる。
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/

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