オーガニック製品の詐欺防止のためのヨーロッパセミナー
2007年10月2日〜3日、スイスのFiBL内でオーガニック製品に関わる詐欺防止のためのヨーロッパセミナーが開催される。オーガニック部門の急成長と、オーガニック製品への需要の増大により、オーガニックの品質保証制度について新たな課題が生まれてきた。供給プロセス全体に沿った適切な対応が求められている。オーガニック製品の取引きの代表者や、それに関わる企業の代表者、認証団体、政府当局は、オーガニックが絶対のものであるために、もっとも起こりそうな共通のリスクを特定し、各段階における品質保証において、適切な手段を開発し適用するためのプロセスに着手することによって、この問題に対する解決策を見出すことになるだろう。
ワークショップでは、狙いとするコンセプト、また認証団体、取引を行う関係者の行動規範をより詳細なものにする特別セッション(取引、認証、当局)の他、詐欺のリスクを軽減するための全体的なアプローチを可能にする検査の流れに沿って、提案された方法について討議したり、期待される内容を交換したりする共通のセッションも用意されている。
特に検討が予定されている内容は以下のとおり:
・最新鋭の検査システム
・国際レベルでの認証システムにおける透明性のさらなる増進
・認証団体と政府当局、取引におけるコミュニケーションと協力体制
・複雑な取引の際に起こりうる詐欺の可能性を効果的に評価するシステムの施行
・国際的なクレーム処理制度の施行
期待される効果:
・認証団体、取引業者の行動規範の詳細化
・政府当局のための10大措置
・国際的なクレームと詐欺の査定方法に関するアウトライン
この会議への参加者は、合衆国やEUのメンバーの政府関係者、認証団体の代表者、取引業者、小売業者、ブランドのオーナーのみに限定される。
参照:http://www.fibl.org/english/training/course/2007/fraud.php
Organic-Europeより
http://www.organic-europe.net/