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オーガニックワインの収益性が問題に

出典:France3 Aquitaine

流通の難しさがオーガニックワインの追加費用となり、多くのオーガニックワイン農家にとってハンディキャップになりつつあると、アキテーヌ県のFrance3(フランステレビ局)が報じた。アキテーヌ県のオーガニックワイン農家は25~30%の流通経費を負担しなければならない。ふどう栽培において、急速にオーガニック農業が伸びているということをいま一度思い出してほしい。オーガニック認定を受けた農地は2010年は2万ヘクタールだったのに対し、2014年は6万ヘクタールに増えた。これはぶどう畑総面積の8%以上に値する。この結果は協同組合、大手メーカー、大手流通業者の思惑通りであると言える。商工会議所によると、フランス国内のオーガニックワイン売上高は2014年に15%増え、4億ユーロを越えた。しかし、消費者数はフランス人の3人に1人と不振である。

わずかなひずみが生じている。新たな顧客開拓が不可欠で、そのことによりオーガニックワインの価格を上げられるようなる。
そうすれば慣行農業よりも2倍の人を雇うことができるようになる。しかし、大手流通業において時には購買者がいないのに大量の在庫を抱えて、皮肉にも販売価格を下げる方向に動きがちだ。小規模のぶどう栽培者は窮地を脱するのに困難が伴うだろう。

翻訳:秋山藍子

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