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モンサント社に対する抗議デモ

2015年5月23日土曜日に起きた、モンサント社に対する抗議デモの様子を、フランス“エクスプレス誌”が伝えている。米バイオテクノロジー業界の巨人、モンサント社と、モンサント社製の化学製品に抗議する数百万人の大規模なデモ行進が、フランス各地の35都市で行われた。特にやりだまにあがったのが、除草剤の“ラウンドアップ”だ。最近になって、同社の代名詞といえるこの製品が、世界保健機関(OMS)の国際がん研究所によって、”発ガン性の可能性が高い”成分を含む商品として分類されたためだ。

 

パリ市では、2000から3000人がデモ行進に参加するため集結した。呼びかけに応えて、市民の他にも、グリーンピース、Alternatiba stopやTaftaなど様々な団体が数多く集まった。また、フランス各地の都市でデモ集会が開かれ、レンヌで1400人、ナントで1400人、ストラスブルグで800から1000人、リヨンで500人が集まり、テゥールーズ近郊のスーパーマーケットでは、園芸コーナーから除草剤のボトルを撤去しようと、数十人規模のデモ隊でふくれあがった。

 

この動きは世界各地に広まり、40カ国以上の約400の都市で抗議活動が行われた。スイス、バーゼル近郊の村々や、同社の欧州・アフリカ・中東事業の拠点があるモルジュでは、約2500人がデモ抗議を行った。ブルキナ・ファソの首都ウアガドグでは、米巨大企業に反対する、500人規模のデモ行進が行われた。

 

出典:L’Express

2015.06.01

翻訳ボランティア:Waseda Yoshiko

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