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涼しい気候の森に潜む小さな潜伏者?

夏になり、アウトドアを楽しみたい季節がやってきましたね!もし涼しい気候(北海道や長野、またはヨーロッパや北米)でハイキングを楽しみたい、と計画してる方、考えている方は、”マダニ「Tick(ティック)」”に要注意!!ヨーロッパや北米だけでなく、日本でも長野や北海道で見られるみたいです。

マダニ?かゆくなるだけでしょ?って笑ってられないんです。

ティックは森や背の高い茂みに生息し、人が通るときにジャンプして乗り移り、首筋や、足の付け根、脇などに素早く動いて吸血を始め、その小ささゆえに気づかないことも多く、数日間血を吸い続ける間に菌が体中に広がるのです・・

伝染病などの媒介の可能性もあり、一番怖いのは、ライム病という、皮膚症状や神経症状、関節の痛みなど、初期症状は風邪と酷似しているので、気づかない人が多く、1975年にコネチカット州のライムで発見されるまでは、原因不明だった病気なのです。

詳しいことは、「マダニ」や「ライム病」で調べると出てきますのでぜひ調べてみてください〜。私の住んでいるウィスコンシン州は、森林の面積が広く、ライム病発生率も他の州に比べて高く、さらに今年は異常にティック数が増えているのだとか。

実は私も・・

インターンしていたファームから帰ってきた後に、そのティックに刺されまして(泣)

しかも見つけたのが、深夜12時。
ファームから帰ってきて疲れてソファでうたた寝してしまっていたので、シャワー浴びようとして鏡の前で自分の首に何か黒い物が・・よーくみると、まぎれもなく、ティックがしっかりと首筋に。

さんざんみんなから「絶対に気をつけろ!」と念を押されていたあの、あのティックに咬まれている・・

ぎゃーと叫びたい気持ちを押し殺して、冷静にティック専用ピンセットを取り出し、ティックを引き抜いて、ティックをプレスティックケースに捕獲。咬まれた後の対処法をネットで検索。検索、検索。しかもちょうど夫は引っ越し直前の友人に会いに行っていたので、家に一人でした・・・

実はこのティックを取り除くのもやっかい。

頭を埋め込んで吸血するため、引き抜きにくく、手や普通のピンセットで引き抜こうとして体の部分を挟んだり、ダニの頭や針が皮膚に残ると、病原体の注入が起こり、感染の確立が高まってしまうのです・・

ということもあり、これはスピードが大事で、綺麗に取り除くことが大事。咬まれたらすぐに病院に行く事。ほとんどのティックに咬まれただけで感染はしないのですが、24時間血を吸い続けてティックが1センチほどに大きくなっていたら、間違いなく病院に行きましょう。

不幸中の幸いに、刺されてすぐ気づいたこと、ちょうど片付けをしていてティック専用引き抜きピンセットを見つけたところだったので、すぐに自分で引き抜きましたが、念のために緊急病院に行きました・・・

*アメリカは医療費がめちゃめちゃ高いです。
保険に入っていても、緊急病院利用代で250ドル(約3万1000円・・)
取られ、後で来た保険の明細によると、
・病院からの請求:990ドル(約13万円)
・実際に保険会社が払った金額:680ドル(約8万5千円)
・緊急病院利用支払い料(一定):250ドル(約3万1000円・・)

((( ;゜ Д ゜)))

歯医者での虫歯治療、3回通院(検査、2回の詰め物治療含む)は、保険カバーなしで、650ドル(約8万円)(歯医者の保険はあまりにも高く、保険なしで払ったほうが安いので、入ってないのです・・((( ;゜ Д ゜))))

夫の歯の定期検査とクリーニングで、330ドルの請求(4万円)。。
いやー、ほんとに。

アメリカで一番多い破産の原因は、医療費なのですよ。盲腸手術したら数千万請求かけられるというのは嘘じゃありませんよ・・
*義父が今年3月に救急車で運ばれ、検査を受けて盲腸摘出手術しました・・((( ;゜ Д ゜))))

いやー、ほんとに、医療システムは、ほんとなんとかならないかなーと思いますね。

さらに夫の叔父が去年ライム病で亡くなったということや、家族に猛烈に心配されたこともあり、森に囲まれた素敵なファームへ通う事を断念することになったのです。現在はコミュニティガーデンや、知り合いの農家さんのところに遊びにいくなどしてますが、8月はだいぶスケジュールが落ち着くので、去年通っていたオーガニックファームに行こうかと思ってます。

涼しい気候でハイキング、とても気持ちがいいですが、ティックにはお気をつけくださいね!

Aki S. Norton

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