オーガニックコットンは世界を養う手助けとなる
出典:英国土壌協会:Soil Association
英国土壌協会が9月に発行した小冊子にて、どのようにオーガニックコットンが、農家が彼らの家族や地域のコミュニティを支える手助けになっているか説明した。この報告書は、国際世論調査団体「YouGov https://yougov.co.uk/results/」による、3分の1の消費者(35%)が、小売店はコットンが、農家が家族を養うことにも役立つ農業システムで育てられているかどうかについてより多くの情報を提供すべきだ、と回答したというデータに従っている。
これは、コットン栽培に農薬が使われたかどうかを知りたいという意見(20%)と、コットン栽培が温室効果ガスを減らす方法で育てられたかどうか(20%) 、コットン栽培に必要だった水が最低限に抑えられていたかどうか(14%)という意見よりも多かった。
この報告書は、オーガニックコットン栽培が、病虫害に負けない健康で肥沃な土壌を維持するため、農家が作物の多様性を豊かにすることをいかに要求されているかについて、オーガニック織物週間ショーの一部として発表された。
多様な作物を栽培することで、二毛作ができ農家は家族を1年を通して養うことができ、食糧が余れば地域のマーケットで売ることによって臨時収入をもたらす。中国、インドとベニン共和国のケーススタディを図解入りで説明し、報告書はアフリカ、インド、ヨーロッパと米国にてオーガニックコットンが異なる地域で栽培されている様子の要約を提供した。
この報告による発見は、「調査結果では、オーガニック農業は食料保障のための良い選択肢であり、長期的でみると、より持続可能である。」ことを明らかにした国連による調査に酷似している。この概要は、オーガニックコットンの有益性について強調するコットンド オンキャンペーン Cottoned On campaignの一部として制作されている。キャンペーンは、小売店と消費者の両方に、より深くオーガニックコットンに知るための情報源として呼び掛けている。日本語訳のキャンペーン小冊子もダウンロード可能。オーガニック・コットンの人と環境への有益性を伝える小冊子日本語訳ダウンロード
*1オーガニック・コットン・イニシアチブはソイル・アソシエーションとGOTS の共同キャンペーンで、オーガニック・コットンの人と環境への有益性を伝え、ブランドと消費者、協会・団体にオーガニックを選ぶよう呼び掛けるもの。詳細はHPから。