カタルーニャ:オーガニック産業にとって記録的な年
出典: CCPAE
2013年のカタルーニャにおけるオーガニック生産物のデータに関する発表の中で、CCPAEの代表、ダニエル・バルスはオーガニック農場数が2割増加したと発表した。2012年、オーガニック農地はほぼ95,000 haであったが、2013年には112,000 ha以上にまで達した。
最も成長が著しかったのはブドウ(39%増加)とオリーブ(30%増加)の栽培である。カタルーニャ
で最も多い家畜生産は、肉牛で、18%近く生産が増加した。ニワトリは65%近く、馬は30%以上も増加した。処理加工業務においては、平均12%増加した。増加が著しい項目としては、オイルの製造・包装の増加(3%以上増)食肉解体処理、精肉の増加(19%以上増)、ワイン、カバ(カタルーニャ地方の原産地呼称スパークリングワイン)、スパークリングワインの生産または瓶詰の増加(14%以上増)である。カタルーニャのオーガニック企業の売上高は14%近く上昇し、1億5,200万ユーロ(日本円約211億円程度)に達した。
2012年から適応されている現在のオーガニック農業推進プログラムは、地域に根ざす技術者たちによって発展してきた地元のオーガニック生産の活性化の通年計画の設定と、オーガニック製品の生産とサービスの仮想市場の設立などを含む、数々の新しい活動やその手段を提供した。(http://www.llotjapae.cat/)
オーガニック生産の分野に適応された研究への長期的財政支援も設けられ、「オーガニック週間」も開始された。次回のSetmana Bio(オーガニック週間)は2014年5月30日から6月8日まで開かれる。詳しくはこちらのサイトより(カタルーニャ語)
翻訳ボランティア:秋山 藍子