チュニジア:ナツメヤシとオーガニックのオリーブ油の販売促進
チュニジアは、特にナツメヤシとオリーブ油において、世界的に、これらの農産物の最大の生産国とみなされているのにもかかわらず、オーガニックの輸出農産物の利益を広げていっている。オーガニック農産物の輸出用表面積は、154,793ha(15479.3平方km)で(2006年“The Worde Of Organic Agriculture”より)、油の輸出は、2001年の368トン(36万8千kg)に対し、2007年には6,000トン(600万kg)に達している。ナツメヤシについては、Tunisieaffaireによれば、輸出は、2001年には739トン(73万9千kg)、2007年には3,000トン(300万kg)である。
CEPEX(Centre de promotion des exportation:チュニジア輸出促進センター)によると、二つの農産物はオーガニックの大部分を占め、2012年頃には200%に成長し、また、オーガニック農産物は経済に関与していて、120カ国で、3,170万ヘクタール(3億1,700万平方km)の表面積で、これは世界の農産物表面積のたった0.7%に過ぎないが、2007年には40兆ドル(約4,261兆円)を生み出している。
チュニジアがオーガニック農業に取り組み始めたのは、1980年代からに過ぎない。オーガニック農業を管轄する正式な部局を置いたのは、1999年のことだ。現在、チュニジアのオーガニック農業において、投資額は6,100万DT(*チュニジアの通貨:約55億円)に達し、薬用の製品と香水に46%、オリーブ油に35%、ナツメヤシに15%、オリーブに2%が充てられている。オーガニック農業に43%と一番投資しているのはKairouan県*で、次にTozeur*が16%、Mahdia*が14%、そして最後にSfax*が9%だけと続く。(*すべてチュニジアの地方都市)