プラハ:「ビオサミット2008」が3月開催
チェコ共和国・プラハで行われる「ビオサミット2008」は、ヨーロッパで拡大するオーガニック食品への需要に応じるとともに、ナチュラルな製品やオーガニック食品が主流になりつつある中央ヨーロッパでの、オーガニック流通の機会を提供していくものだ。ヨーロッパでのオーガニック市場はすでに150億ユーロを超えており、その持続的な成長は慣例食品市場を脅かす勢い。中央・東ヨーロッパでは昨年、ほとんどの国で市場のオーガニック食品売上げが2ケタ成長を記録しており、オーガニック食品と食品以外のオーガニック製品の需要は拡大し続けることが予想されている。今日の消費者は以前に比べてより倫理的で環境への意識が高く、特に食品や飲料の消費にこのことが反映されている。消費者たちはその食品がどこから来たのか、理解するように努めているのだ。
これは消費者主導の動きなのか、または販売業者のプロモーションによるものなのか?消費者たちは購入したものについて、本当に理解しているのか?彼らを購買へと導く心理を、私たちはどのように知ることができるか?彼らは、オーガニック、フェアトレード、二酸化炭素削減、地元の食品など、どのように優先順位をつけているのだろうか?
これらの質問は、小売り企業と生産企業の両方において、マーケティング、コミュニケーション、企業責任部門の専門家から、毎日のように尋ねられる内容である。その正しい回答を見つけるために、環境団体のGreen marketingとBlueEventsが、オーガニック食品に関するマーケティングとセールスの国際会議「ビオサミット」を立ち上げることになった。ビオサミットは2008年の3月27日、プラハで開催される。ここでのスピーチに賛同している専門家は、「OrganicMonitor」のAmarjit Sahota氏、「BIO PLUS」Toralf Richter氏、「Bio-Experten Netzwerk」のDr. Sylvia Pfaf、「wertmarke」のTim Hackert-Wilberg氏。ビオサミット会議の参加者はまた、ドイツの有名なオーガニックビール会社「eumarkter Lammsbraeu」や、デンマークの小売りチェーン店「Irma」、チェコの小売りチェーン店「COOP」やその他多くの販売業者から、実際のビジネスでのケーススタディを聞くことになる。この会議で焦点が当てられるのは、チェーン店やオーガニック専門店、また健康食品店のオーナーや経営責任者、さらに個人の小売り業者、既存・新規のオーガニック食品生産者、ホテルやレストランの経営者、食品卸売り業者、広告の責任者、調査会社、関連団体、メディアに政府機関などである。ビオサミットは、ヨーロッパで活躍するオーガニック食品市場の専門家たちの間で、有益な情報や手がかりを交換する話し合いの場を提供するのだ。そこでは、オーガニック市場への特効薬はなにか、消費者が期待するものはなにか、オーガニックブランドの築き方、消費者の満足度の上げ方、売上げそして究極的には利益の拡大、オーガニック食品にとって最善のマーケティングとプロモーション戦略といったテーマが話し合われる。
ビオサミットは、オーガニック・ナチュラル製品の見本市「BioStyl」と隣り合わせで行われる。会議の後に、参加者たちは2500平米の展示フロアを無料で訪問することができ、オーガニック・ナチュラル製品市場における主要な販売社、生産者、流通業者との交流が可能だ。
連絡先:eumarkter Lammsbraeu
詳細:http://www.biosummit.czOrganic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/