成長するフランスの自然派コスメ市場

市場調査会社、オーガニック・モニター社の調べによれば、フランスの自然派コスメの市場はこの過去2年間で40％の成長を見せている。化粧品の評判が高いこの国に、ブラジル、日本、ニュージーランドやスイスの投資家が続々と参入している。

ニュージーランドの貿易大臣、フィル・ゴフ氏は次のように発表した。「自然製品に対する消費者のニーズは国際的に高まっており、その結果ニュージーランドのオーガニック化粧品企業各社は、フランスでのマーケティングに成功している。」ブラジル有数の自然派化粧品会社Natura社は、最近パリに新しい化粧品技術の研究開発に向け、高等研究センターをオープンした。スイスの自然派コスメ・栄養補助食品のリーダー企業、Weleda社は、同社のフランスの子会社へ今後３年間で1500万ユーロ（約24億5675万円）を投資する計画を立てている。日本の自然派化粧品・バイオテクノロジー企業、(株)エヌ・ピーは、自然派化粧品の研究によりはっきりと焦点を合わせるため、リヨンに子会社を立ち上げた。もっとも名高い化粧品会社のひとつであるCosmetic Valley社（フランス）は、クラランスやロクシタン、ロレアルなどの植物をベースとした巨大企業のための研究開発機関（開発と化粧品プロジェクト）を内蔵している。
しかし、成長するこの業界の中で「自然とはいったい何なのか？」という懸念もある。天然成分が２％しか含まれていない製品が、いまだに「オーガニック」と分類されているかもしれないからだ。そのため製造業者と消費者はもっとしっかりした法律を望んでいる。
参照：Cosmeticsdesign Europe
http://www.cosmeticsdesign-europe.com/news/ng.asp?n=77987-organic-monitor-l-oreal-organic-france
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/