オーガニック情報アーカイブ
EUの農業政策−住民の評価
2000年1月、(EUは)食品安全白書に「農場から食卓まで」という原則を導入し、はじめて食品の流れというものを通して、食の安全に関するあらゆる側面をつないだ。白書において公表した84の率先すべき項目のうち、71は既に完結し、13は現在立法手続き中である。2002年に実施となった欧州食品法は、食品の流れを通じたトレーサビリティへの要求を確立し、食品・飼料生産取扱者に対しては、それぞれの製品に対する責任を生じさせた。また同食品法により、欧州食品安全局(EFSA)も設置された。
◆食品安全部門において達成されたこと◆
・セーフガード条項を必要としない拡大
・EFSAの設置
・食品安全白書
・欧州食品法の採用
・遺伝子組換生物に関する枠組みの採用
・食肉、肉骨粉禁止も含めた動物由来製品に関する法律
・食品、飼料検査枠組みの法制化
・新食品衛生法一括法案
・飼料衛生
・アレルギー源となる材料の全表示法制化
・食肉、肉製品ラベル表示改正の法制化
・成長促進剤として飼料に抗生物質添加禁止
・農薬使用に関する新しい枠組み
・動物原性感染症に関する新しい法律
・個人旅行者による欧州圏内への食品輸入に関する新しい規定
・食品、飼料に対するダイオキシン規制に関する法律
・口蹄疫に関する新しい法律
・豚の福祉に関する法律
・ペットとともに旅行する際の新しい規定
欧州委員会発行:Consumer Voiceより(2004.10.23発行分)