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EU、遺伝子組換コーン輸入許可
欧州委員会は、19日、シンジェンタ社の遺伝子組換メイズ(トウモロコシ)BT11から作られた缶詰のスイートコーンの輸入を許可した。
この決定は、実質的に、EUが遺伝子組換食品(GM食品)に対して非公式に設けてきた輸入一時停止期間の終結となる。この輸入停止期間は5年以上続いており、その間EU内に新種のGM食品の使用は許可されていなかった。
厳格なEUの法規のもとでは、輸入された缶詰の遺伝子組換スイートコーンについては全て、そのコーンが遺伝子組換された植物から収穫されたものである旨をラベル上に明確に表示されることになる。
粒の状態でのGMメイズBT11の輸入は、1998年より許可されており、飼料や食料品、例えばコーン油、コーンフラワー、砂糖、シロップ、スナック菓子、加工食品、菓子材料や清涼飲料水に広く使用されてきた、と欧州委員会は話している。この日の許可により、缶詰のスイートコーンの輸入も可能になった。一方、GMメイズBT11の栽培はまだ検討中で、許可されていない。
just-food.comより