オーガニック情報アーカイブ
ドイツ、オーガニックロゴマークへの原産地表示は見送り
ドイツの国が定めるオーガニックロゴ、Bio-Siegelは、その製品の原産地あるいは原産国の表示を義務づけることにはならないようだ。これはドイツ連邦の消費者保護大臣キュネスト氏からドイツ農民協会(DBV)の代表Gerd Sonnleitnerに伝えられた。Sonnleitner氏は消費者にさらなる情報を提供するため、ロゴマークに原産地表示も加えることを要求してきた。
Sonnleitner氏は、ドイツ連邦のオーガニック基準が、EU基準に基づくBio-Siegelレベルよりも実質的に厳しいことから、Bio-Siegelの使用を通じて、ドイツ製オーガニック製品の市場での可能性を高めることを目指してきた。
大臣は、ロゴ自体に原産地や原産国表示を行うことは、ロゴを作ったときの主要な目的の1つであるオーガニック製品であることを示す統一性を損なうことになる、と指摘した。しかし同時にドイツの生産者は、Bio-Siegelのまわりのスペースに、自分たちの生産物の原産地や原産国を表示することができる、ということも指示された。そこでDBVでは、生産者に対し、自分たちの製品にこのようにはっきりと示すよう指導している。