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スイス:2012年のオーガニック市場は5%成長
4月10日、スイス有機農業連盟Bio Suisseがスイスのオーガニック農業についての最新データを発表した。
これらのデータによれば、オーガニック耕地面積とオーガニック生産者の数が若干増加した。6千以上の農家がオーガニック農業を行っており、これは全国の農家の11.3%を占めている。グラウビュンデン州では、55%がオーガニック農家だ。オーガニック的手法で管理された耕地は12万4千ヘクタールで、農業耕地の11.6%を占めるまで増加した。
小売販売での売上高は5.3%増加し、現在18億2,300万スイスフラン、約15億ユーロである。オーガニック市場は、小売業者の コープ(COOP)がおよそ半分を占め (47.5%)、以下、ミグロス(Migros)が26.4%、その他の小売業者(4%)と続く。専門的なオーガニック小売店はオーガニック市場の12.9%を占め、直接販売は5.5%に相当する。
オーガニック市場は、全体の食品市場に対し6.3%(2011年の6%から上昇)、生鮮食品にあたっては8.5%の伸び率を見せた。一番売れた商品は卵で(オーガニック市場の20.5%を占めた)、以下、焼きたてのパン (8.8%)、ジャガイモを含む野菜 (12.9%)、乳製品(10.1%)と続く。 チーズとベーカリー製品以外の全製品グループの売上が増加した。
出典:Organic Worldより
(翻訳: ボランティア 越川加奈子)