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米国:非遺伝子組み換え商品の売り上げが増加

SPINS(ナチュラル製品及び業界に対して情報と認証を与える会社)の報告によれば、3年目を迎える「非遺伝子組み換え商品月間」における流通の参加は、10月に空前のレベルに達した。消費者の非遺伝子組み換え商品周辺への意識は急速に高まっており、北米における唯一の非遺伝子組み換え第三者認証機関によれば、Non-GMO プロジェクト認証シールの大衆化が進んでいる。

SPINSによると、直近52週間の店頭における非遺伝子組み換え商品の拡大は、24億ドル(約1948億円)の売り上げに達し、これは前年の13億ドル(約1067億円)に対して66%の伸びとなった。

 

消費者の店頭での選択が急増するのを見れば、自然食品業界においてこのシールが今もっとも勢いを増している首長のラベルであると信じるのに難くない。

Non-GMOプロジェクトは、6000を超える商品についてGMO排除に向けた実践的基準を満たしていると認めており、多くは非常に優れたブランドの製品である。

GMOのリスクがよく知られている分野において、自身の商品へのNon-GMO認証が消費者に与える利点を求めて、メーカーの積極的な活動が見受けられた。それらの分野とは、ポテトチップス/プレッツェル/スナック類と、非乳製飲料類と、シリアルである。これらの3つのカテゴリーでは現在、非遺伝子組み換え商品の売り上げが年間で実に10億ドル(約820億円)を超えている。

 

非遺伝子組み換え認証を推奨する商品を買うことに加えて、消費者は遺伝子組み換え成分を排除してオーガニック製品を消費することにも変わっていく。オーガニック製品の売り上げは直近52週間、前年対比で12.2%伸長し、ナチュラルスーパーマーケットでは前年対比15.8%と過去最高の伸びとなった。

 

自然食品スーパーがオーガニック製品の売り上げによって市場をリードするのとあわせて、非遺伝子組み換えに対して非常に強い消費者の反応が見られるグルメ専門店では去年さらにナチュラルスーパーを超える売り上げの伸びを示した(伸長率はグルメ流通が+23%に対してナチュラルストアは+20%)。

 

出典:Spins

Organic-Market.Infoより

(翻訳:ボランティア 殿村 江美さん)

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