オーガニック情報アーカイブ
SOAANの中心グループが成功事例参考資料案を作成
持続可能なオーガニック農業アクションネットワーク(The Sustainable Organic Agriculture Action Network 、以下SOAAN)の中心グループは,成功事例参考資料案作成に着手するため、4月にIFOAM本部で行われた集中講座に集まった。それらは新たに始まったこの先進的活動の基礎を築き、また世界の持続可能な道筋の中心にオーガニックの原則と実践を位置づけることを目標としている。本グループは、種から最終製品へと変化する価値の連鎖全体を網羅する8つの持続可能性指針をまとめている。
「持続可能性」とは、人間の存在のもつ「生態的、社会的、経済的、文化的」側面を内包する多面的コンセプトであるため、SOAANはこれらすべての側面とそれぞれの相互作用について取り組むつもりである。これらの側面は、持続可能な成果の増加をもたらすよう、基幹的な実践にまで分解され、持続可能な成果自体は、選ばれた指標に基づいて評価が可能となる。この資料は,できるだけ無駄をそぎ落とし,明快であるよう心掛けられている。また本資料は、ユーザー達を既存の資源に向かわせるものとなろう。
人類の知識を基に、目的の相乗効果と一貫性を創っていくことがSOAANの意図することである。SOAANが根付かせるべき価値とは、透明性、人間同士の結びつきと責任の共有、そして生物に生来備わっている価値である。中心グループの原案は,今夏一般公開されコメントを受ける前段階として、フィードバックを受けるため、SOAAN諮問グループと共有される予定である。
出典:IFOAM
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 早坂 みゆきさん)