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英国:農業食糧大臣が応援メッセージ

ジム・パイス英国農業食糧大臣は、2012年1月18、19日にバーミンガムで開催された「オーガニック生産者会議」において応援メッセージを送った。大臣はこの会議に関し、すでに確固としてオーガニック会議日程に組み込まれており、200以上の参加者を集め、オーガニック生産者や技術専門家、その他関係者に対し、オーガニック業界や持続可能農業全般の向上の為の知識や専門技術を共有する非常に貴重な機会を提供しているとの認識を示し、このイベントをオーガニック産業が協働してベンチマークを定める素晴らしい実例であると評した。

 

「私はかつて何度もオーガニック農業は持続可能な農法のパイオニアのひとつだと述べてきた。生産を拡大させよう、ただし持続可能な形で行おうとしている我々にとって、オーガニック農業は、英国のより幅広い農業分野でも取組みが可能な重要なレッスンを提供している。また、オーガニック生産は消費者に対し、きちんとした動物福祉の保証も含まれる認定済みオーガニック製品という選択肢も提示している。だから私は、欧州委員会が共通農業政策改革への提案の中でオーガニック農業の役割を支持し続けていることを喜ばしく思うのである。議論はまだ始まったところではあるが、私はオーガニック農家を含む英国の農家のために最も有利な取り決めを推し進めることを保障する。」と大臣は述べた。

 

共通農業政策改革をめぐる議論は、「環境保全型農業」への補助金を開始する提案の中で、特にオーガニック農業に光があてられたのだが、本会議開会式の重要な焦点だった。オーガニックリサーチセンターによると、会議の期間、参加者は現在の欧州の広範で多様なオーガニック農業への支援と比較して、英国における支援が参加国の中でも最下位水準であることを強調した。また、共通農業政策改革に対し、オーガニック業界は現在でも環境面やその他社会に期待される利点が認められているものの、市場を混乱させることのないよう、ヨーロッパ全体のより首尾一貫したオーガニック支援政策に関する原則を規定するよう求めた。会議はまた、オーガニック生産システムと食料供給網の環境面・技術面・財政面でのパフォーマンスを改善するための農業環境的アプローチにも注目している。多くのトピックの中から一例を挙げると、耕作農林システム、オーガニック農業における不耕起、広域畜産のカーボンフットプリント、サプライチェーンの持続可能性などだ。

 

出典:Organic Research Centre(オーガニックリサーチセンター)

Organic-Market.infoより

(翻訳:ボランティア Kishin Okadaさん)

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