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私が見た世界のオーガニック~フランス、トゥールーズ

フランス、トゥールーズは、今は昔、サッカーのワールドカップで、日本の応援団が終了後ゴミなどを拾う姿が注目を浴びた、バラ色の街と言われる、都市規模でフランスで第4、5位に値するフランス南西部の地方都市です。今やどこかに行くと必ずオーガニックなものをキョロキョロと探してしまう私。街で見つけたオーガニックとの出会いをお伝えします。

まず、運よくその日は週2回開催されているオーガニックマルシェの日でした。
マルシェは基本的に朝9時頃から遅くとも13時には閉まってしまうので、まずはそこからスタート。

が、その前に、閉まっていましたがオーガニックのエステティックサロンがありました。
開いていなくて残念。

気を取り直して、マルシェ会場に到着、全部で24店舗ほどのスタンドが並んでいます。

(看板には、オーガニックマルシェ土曜と火曜の朝、と書かれています)

大部分が野菜や果物、そのほかお肉屋さん、チーズ屋さん、お魚屋さん、パン屋さん、ワイン、はちみつ、パスタや豆・米などの乾物を売る店・・・とここに買い物に来ればひととおりの食材は揃います。

かなりの賑わいぶりです。このマルシェが開かれているのは、トゥールーズでもっとも大きな広場。
街の中心です。この日は土曜日ということもあって、マーチバンドが演奏していたり、献血の呼びかけがあったり。

そんな中、私が気になったのがこのお店。

八百屋さんで、右端はいずれもりんご。
上から4段あって、色もいろいろできれい。
けど、その4段目は色とりどりのりんごが混ざっています。

実はこれ、「コンポート用」と書いてあって、傷んだりんごばかりが集められていて、値段もお安く売られていました。

コンポートというのは、切ったりんごを砂糖とレモン汁などで煮て、最終的にはつぶしてデザートとして食べるものなので、ジャムなどと同様、いわば果物自体の見た目はどうでもいいもの。
そうした、普通では売りづらいものもこうやって売れるのが、マルシェのいいところですね。

 

さてさて、マルシェを離れた後は、常設市場ものぞいてみました。
こちらはオーガニックマルシェというわけではないから、期待はしてなかったんですが、それでもしっかりオーガニックのお店ありました!

ちょっと写真が光っていて見づらいですが、2軒ならびでオーガニックのお肉屋さんです。
こちらも行列ができていましたよ。

食べ物ばかり見ていたので、お腹が空いてきました。
そこで、ネットで調べてみたオーガニックのレストランに行ってみました。
その名も「Restaurant Saveurs Bio(レストラン  オーガニックの味わい)」。

この写真のさらに右側にも続いていて、中は結構広く、100席以上は優にあったと思いますが、土曜日の昼間とあってか、それは大賑わい!
 

それというのも、オーガニックビュッフェが有名のようで、昼夜ともにやっていて、なんと10,80ユーロ(1100円ほど)!なのです。
大きなお皿に、前菜もメインも盛ってしまうか、あるいは小ぶりのお皿2枚をもらって、まずは前菜、次にメインと盛るかは最初のレジの段階で決めます。

それ以外に、デザートビュッフェが3.40ユーロ、コーヒー、ハーブティーなどの飲み物ビュッフェが1ユーロとこちらもなんとも良心的な価格。

それはにぎわう訳です。

外に貼りだしてあるメニュー、前菜、メイン。ビュッフェはベジタリアンですが、アラカルトでは肉魚も。

前菜のサラダのビュッフェ。全体に加工度が低く、素材のおいしさが生かされていました。
 

このお店は思いのほか平均年齢が高く、50代以上が大半を占めているように見えました。もちろん中には赤ちゃんを連れた20代前半に見えるファミリーもいましたが。

お友達同士にぎやかなグループもあれば、カップル、女性の二人組み、そして私のように一人でふらっときた人まで、誰もが美味しく楽しめるお店でした。近所にあると社員食堂のようになってしまいそうな予感。

美味しく腹ごしらえした後はスーパーの偵察に。
次回はオーガニックコスメを中心に、スーパー事情についてお話します。

事務局   長谷川 浩代
 

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