英国：オーガニック・セプテンバー「完全な成功」

9月はイングランドにおいて、あらゆることに関してオーガニックへの継続的な関心が高まる1ヶ月だった。多くの小売業者による魅力的な価格提供や独自の消費者との交流、またソイルアソシエーションが開催した多彩なイベントが見られた。従来のオーガニック週間がオーガニック月間に延長された結果、オーガニック・セプテンバーは小売業者にとって、顧客に呼びかける良い機会となり、ちょうど良い宣伝の期間となった。

ソイルアソシエーションによるロンドン商工会議には80の実業者代表の出席があり、素晴らしい反響があった。オーガニック・セプテンバーの期間中に行われた3種類の勉強会によって、ソイルアソシエーションの情報と知識の共有という目的は成功裏に達成された。

ソイルアソシエーションによれば、それらの活動はビジネスに反映されてきたようだ。Kantar社発表の数値では、2011年10月２日までの４週間、9月のスーパーマーケットの売上は過去5ヶ月を上回り、夏の間の売上減少傾向から回復した。同期間に、例えばオーガニックラムは20.5％売上が増加し、オーガニックビーフも16.9％増加、またオーガニックベビーフードも10.8％増加した。

宅配野菜ビジネスとオーガニック専門店も成長を続けている。Riverford Organic Vegetables Limited社は、昨年の年間売上が前年比2.4％増の3950万ポンド（約47.4億円）を記録した。また、Mintel社によると市場は「緩やかに回復に向かう」とされ、将来オーガニック食品を購入すると考えられる世代と人口統計学的グループにおける人口の増加傾向から消費者の増加が予測される等、多くの指標は良い傾向を示している。

出典：Soil Association Organic Trade News
Organic-Market.infoより

（翻訳者：ボランティア Kishin OKADAさん）