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米国:残留農薬とオーガニック市場の調査レポート公開

もしあなたが食品や飲み水、農場の残留農薬を気にする消費者であるならば、選択肢は単純明快、オーガニック製品を選ぶことだとオーガニック取引協会(OTA)は指摘する。米国農務省所属の農産物市場サービス公社 (Agricultural Marketing Service)が公開している農薬データプログラム(PDP)年報の概要には、オーガニックフルーツや野菜と化学物質を投入されて栽培された野菜や果物とでは、農薬の残留レベルに明らかな差異があることが示されている。


予想通り、全てのオーガニックフルーツや野菜の残留農薬検出量は、既存の農法で作られるものよりもはるかに低いレベルであった。これまでに知られているオーガニック製品の良さに加え、米国の食品医薬品局(FDA)も先ごろ、オーガニック製品が既存製品と比較して、食品媒介病原菌に弱いということはないと、認めたばかりだ。
米国内のオーガニック部門が年8%以上の勢いで成長している中、特にフルーツと野菜については最も成長著しい領域であり、2010年は年成長率11.8%と、ほぼ106億ドル(約860億円)に到達しようとしている。米国内ではフルーツと野菜の全売上げ額のうち12%をオーガニック製品が占める。また、農務省所属の経済調査局が集計するデータによると、2008年における米国内の全耕作地および牧草地のうちオーガニック農法を行っている土地はわずか0.6%に過ぎないが、オーガニックにんじんについてはこれを大幅に超えて、全にんじん作地の13%を占めている。また同様にりんごも、全作地面積の5%がオーガニックである。
出典:OTA(Organic Trade Association)
Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 大久保 麻里子さん)

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