アルゼンチン:搾油用種子と穀類の重要な生産国
アルゼンチンは世界でも有数の穀類と搾油用種子の生産国として知られている。米、小麦、トウモロコシ、ソルガム、オーツ麦などの穀物の他、大豆、ひまわり、亜麻仁、ベニバナやピーナッツなどの搾油用種子を生産し輸出している。
これらの生産物は主にブエノスアイレス州(52%)、エントレリオス州(20%)、また飛躍的に生産量が伸びたリオネグロで栽培されている。「ここ数年、米とヒマワリの種の生産地が拡大する一方、搾油用種子の生産地はほぼ横ばいだ」とGreemt社の輸出担当マルティン・ブルスコ氏は語る。
2009年に最も広大な生産面積を使用した穀類はパン用小麦(44 %)で、ブエノスアイレス州とリオネグロにて生産された。次に生産地の24%を米栽培が占めるエントレリオスが続く。2009年における搾油用種子の主なオーガニック生産地では大豆(46 %)とひまわり(31 %)が作られ、これらは主にブエノスアイレスで栽培された。
「欧州は野菜を原料にしたオーガニック製品の主な輸出先だと言える。米国はアルゼンチンからの輸入量が増し、マーケットシェアと製品量が増えたものの、依然として輸出先第2位だ。そして、アルゼンチンにとってのオーガニック製品の輸出先第三位はスイスである。」とGreemt社の北米担当マネージャー、ゴンサロ・アリバ氏は言う。言及こそされなかったが、その他の国(特に日本)への輸出量は1年で69%も増加した。
オーガニック種子は人間の免疫システムに無数の栄養的また健康的利点をもたらす。ひまわりや亜麻の種は栄養価の高いスナックとなる一方、調理用油として抽出する事もでき、また出来上がった料理に加えれば新たな食感や味を足すこともできる。ひまわりと亜麻の種はカリウム、マグネシウム、プロテイン、リン、鉄分を豊富に含み、コレステロール低下に役立つ他、肌のトラブルをやわらげ、チアミンとナイアシンの摂取に役立つ。
参照URL:Greemt
出典:Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 越川 加奈子さん)