フランス:オーガニック専門店、2010年の結果
オーガニック専門雑誌Bio Linéairesの2011年1/2月号で紹介された記事よると、2010年には多くのオーガニック専門店がオープンした。フランス全土で127店舗(店舗拡張による移転も含む)が開店し、総売場面積が39,327平方メートル増えた。開店した店舗の49.2%が300平方メートル以上または同等の売場面積を有し、49.8%の店舗が個人経営の店舗である。
またBio Linéairesの調査によると、2010年に閉店したオーガニック専門店は128店舗を数え、そのうち74%が個人経営の店舗であった。閉店までの平均的な年数は約15年で、閉店した店舗の76%の売場面積が150平方メートル以下である。一方、300平方メートル以上の売場面積を有する店舗の閉鎖は9%に過ぎない。昨年消失した売場面積は総計で12,950平方メートに見積もられる。
2010年末時点での1店舗あたりの平均売場面積は約172平方メートル、累計面積は37万2,540平方メートルになった。2010年の予想売上高は20億1千万ユーロ(約2,300億円)、そのうち食料品は約12億8千万ユーロ(約1,470億円)と見られている。Agence Bioの調査によると、2009年の食料品の売上は約11億8千万ユーロ(約1,350億円)であり、全体的に2010年は停滞した年であった。Bio Linéairesの調査によると、約30%の店舗が2009年に比べ売上が下回り、55%が伸び悩み、そして15%の店舗しか売上を伸ばすことが出来なかった。売上が低調、もしくは安定している店舗の平均開店年数は約12年であり、一方売上を伸ばしている店舗の平均は8.5年である。
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出典:Bio Linéaires
Marche-Bio.infoより
(翻訳:ボランティア 北村 公和さん)