オーガニック情報アーカイブ
フランス ロワール地方、2010年のオーガニック野菜の傾向
ロワール地方の食糧・農業・森林地方局は、経済・統計情報局(SRISE)が実施した“四半期の景気動向”の報告書で、2010年第3四半期のオーガニック野菜市場の最近の傾向に関する情報を提供した。
報告書によると7月の1ヶ月間、市場は停滞したものの、8月に入り取引は再び活発化した。そして9月の市場取引の再開と共に、需要は以前同様に増加した。しかし取引相場の水準は、前年比で7%上昇したトマトを除いて、ネギで9%、キュウリで8%落ち込んだ。
大中規模店舗に於けるオーガニック製品の勢力について、SRISEは市場情報サービス局(SNM)が実施した調査結果を示し、大半のオーガニック製品の販売の割合は、過去6年間で順調な伸びを示しているとした。しかしながらこの調査によると、大中規模店舗で提供されているオーガニック野菜の種類は、余り広がりを見せていない。「ニンジンとズッキーニが、ほとんど年間を通してもっとも多く陳列されている野菜である。キュウリ、ジャガイモ、トマトとタマネギは年のうちの半分は、店頭に並べられている。オーガニック果物で最も頻繁に商品棚に並べられるのは、リンゴ(特にゴールデン)やバナナである。他のフルーツは、季節により店頭に並べられ、全体の20%を超えることはない。これら大中規模店舗で販売されている、オーガニック製品は輸入品であることが多い。」
Bio-Marche.infoより
(翻訳:ボランティア 北村 公和さん)