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オーガニック情報アーカイブ

英国ウェールズ州:ウインターフェアでのオーガニック食品と農業

ウェールズのオーガニック小麦からつくられるパンは、今年Builthで開催されるウインターフェアで話題のひとつとなるだろう。オーガニックセンターウェールズ(以降OCW)は、家畜小屋のバルコニー、オーガニックエリアで出展する。OCWはオーガニックコーヒーと軽食のスタンドを用意しており、スタッフは、農業経営の一端としての技術上の質問に対応する。


オーガニック関連の発展計画、オーガニック農業の経営スキーム、そしてGlastir(Glastirは、ウェールズ全域で農業経営者や土地管理者が利用可能な5年に渡る農場の持続可能な土地管理スキームのこと)を議論する場を12月3日までもうけている。特に目玉は、Ceredigionでオーガニックで育った小麦から作られたパン、そしてウェールズで育った穀物についての情報である。そのパンのための小麦粉はFelinganolでLlanrhystudの水力を用いたオリジナル粉ひき器を使用し、粉砕されたもので、それはTrawsgoedの大学の農場で育てられたParagonの小麦である。
バラエティー豊かな穀物と一緒に、天然発酵の方法を用いたCarmarthenshire にあるMair’s Bakehouseのパンもあり、受賞したCaws Cenarth and Sanclêrのチーズも味見することが出来る。ウェールズで栽培されている耕作作物についてのさらに詳しい情報も展示される。
ザ ベター オーガニック ビジネス リンクプロジェクト(より良いオーガニックビジネスのつながり、以降BOBLプロジェクト)は、成長しつつあるニッチな市場に供給していくため、より多くのウェールズの農業経営者が、地元での製粉および製パンのための作物を栽培できるかどうか調査している。「殺虫剤無散布と穀物の春の中播きで育てることを選択することで、Glastirは、農業経営者に価値ある点をもたらすだけでなく、結果として輸入穀物の依存が減少することから、もっと小麦、大麦、オーツ麦を育てる必要があるという励みになるかもしれない。」とOCWのフィル・ジョーンズは語っている。
BOBLプロジェクトが、調査、トレーニング、スクールプロジェクトを通じて、ウェールズのオーガニックサプライチェーンを支援するのにどのように役立っているかの情報も入手可能になる予定。また、ウェールズで機能する主な3つの認証機関、ソイルアソシエーション(the Soil Association Certification Limited)、Organic Farmers and Growers、Quality Welsh Livestock Certification、 そしてオーガニック家畜市場調査グループGraigsの代表が参加する。彼らは皆、生産者に会えるのを楽しみにしている。
OWCのCarolyn Wacherは言う。「このウインターフェアは、新旧の友人に追いつくための素晴らしい機会です。ですから生産物についての疑問や将来に関する見解をぜひたずさえてきてください。私たちはそれらに答えるために最善を尽くします。それからフードホールの訪問もお忘れなく。クリスマス用のオーガッニック製品をまとめ買いしてくださいね。」
ウインターフェアは、11月29日(月)と30日(火)の2日間、ロイヤルウェルシュショーグラウンドで開催。OWC、複数の認証機関、GRAIG生産者は、スタンドNo.EXB266、家畜小屋のバルコニーにて出展。
参照URL:オーガニックセンターウェールズ

Organic-Market.infoより
(翻訳:ボランティア 齊藤 聖子さん)

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