チェコ：レドニツェで開かれるヨーロッパ・オーガニック農業学会

生物多様性の年であるこの2010年、” Bioacademy “ はレドニツェで6月30日から7月2日まで創設10周年を祝う。

Bioacademy は主に会議の形で行われるが、今年は結果が実践につながるような対話型の研修講座を開くという新しい形式で行われる。論題は次のテーマに集中している。
2013年以降のEUにおける農業政策とオーガニック農業　―　課題は経済面だけか？
講座の題目は以下の通り。オーガニック農業が社会に与える恩恵、持続性の評価方法に関する最新結果、2013年以降の一般農業政策へのオーガニック農業の組み入れ−実施した場合に想定される影響。
オーガニック農業における信頼性と不正行為
講座の題目は以下の通り。オーガニック農業における安全性−市場と消費者の期待、管理体制における向上性−管理機関・当局の展望、品質保証や不正防止の実際。
レドニツェ城での晩餐会は、オーガニック食材を使った夕食会や夜間見学会がある非公式な会合の場としても開かれる。オーガニック・ワイン、チーズの試飲・試食会と音楽鑑賞会が企画されているばかりでなく、オーガニックの現場への双方向的な関わりという視点に立った、オーストリアやスロバキアへの周遊旅行も予定されている。一般人や報道機関に対して公開パネル・ディスカッションも開かれる。さらに詳しい情報はこちらから。
Organic-Market.infoより
（翻訳：ボランティア　後藤　健介さん）