ウェールズ:2010年オーガニック農業のディスカッショングループ
オーガニック農家のディスカッショングループの会合はすでに真っ盛りである。多くのグループが冬の間にミーティングを行うからだ。これらの会合はウェールズオーガニックセンターが農業とオーガニックの発展を結び付けるプログラム(Farming Connect Organic Development Programme)の一つとして主宰しており、生産者は無料で参加できる。農業従事者たちは、その仕事量の多さによって、農業セクターがたびたび行う変更についていくことが難しくなっており、利用可能な援助を知らないことによって不必要に問題が生じたり、過剰に経費がかかると勘違いをしてしまうことがある。
ウェールズオーガニックセンターは、同州内の24のディスカッショングループのネットワークを持ち、農業と知識の連携伝達スタッフによって運営されている。ディスカッショングループの多くは牛や羊の畜産が占めるが、家禽や一般作物、酪農グループも含む。彼らは、生産者の技術や知識を最新のものにするための全てのミーティングプログラムを運営し、アイディアを共有し生産者の声から彼らの暮らしぶりをフィードバックする。ディスカッショングループは、地元のパブや、村のホール、コミュニティホールなどで集まり非公式なものである。
ミーティングにおいてフォーカスされるテーマは、季節のトピックを紹介するために必要に応じて参加するゲストスピーカーたちによって選ばれる。たとえば秋ならば、栄養士が飼料分析についての結果を紹介し、様々な家畜にとっての飼料の量が提示されるミーティングが開催される。
自分たちの土地におけるミーティングについて知りたいオーガニック農家や栽培者は、ウェールズオーガニックセンターに、近くで開催されるグループについて問い合わせるとよいだろう。
出典:ウォールズオーガニックセンター
http://www.organiccentrewales.org.uk/
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/
(翻訳:ボランティア 殿村 江美さん)