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IFOAM EUグループ:これからのCAPは多機能的農業に支援

「2013年以降のCAP再編成では、多機能的な農業を維持し、さらに発展させることに焦点をあてなくてはならない。これは特にルーマニアのような莫大な数の小規模で多様な農場を抱える国に大いに関わることだ。あらゆるシステムの中で、オーガニック農業は多機能的農業が求める要素に一番マッチする。」以上が2009年4月23〜24日ルーマニアのブカレストで開催されたセミナー「ヨーロッパにおける多機能的農業−オーガニック食品と農業の役割と政治的枠組み」から導き出された主な結果だ。このセミナーはIFOAM EUグループとルーマニア国立オーガニック農業連盟によって運営された。


EUヘルスチェックの導入とともに、2013年以降CAPが取るべき道についての議論が始まっている(そうはいっても、最終的な結論は、2014年〜2020年期予算の交渉が決着するのを待たねばならないが)。IFOAM EUグループ代表のフランシス・ブレークは「EU自らが、将来もっと強力に多機能的農業を支援していくとコミットすることが不可欠だ。これが唯一、EUの住民たちに対して、CAPに割り当てられる公的資金が、間違いなく住民のために使用されるのだということをはっきりと示せる方法なのだ。CAPは徐々にこちらの方向に動きつつあるが、いまだかなりの反対もある。多機能的な農業にとっての障害は取り除かれるべきであり、オーガニック農業への支援は拡大される必要がある。」と述べている。オーガニック農業は気候変動や生物多様性、土壌の保護、水の管理といった今後取り組んでいかねばならない主な課題に対し、系統的な解決をもたらすものである。市場は食品そのものの対価しか支払わず、オーガニック農業によってもたらされる付加的な貢献に対して支払っていないため、この「市場の落とし穴」の部分を今後のCAPにおいて適正な施策を講じることで埋め合わせをする必要があるのだ。
参照URL:http://www.ifoam-eu.org
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/

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