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大盛況だった「オーガニック・マーケティング・フォーラム」

「たくさんの新しいアイデアと出会いの場」そして「ポーランドは将来ヨーロッパのオーガニック市場で重要な役割を果たすかもしれない」というのが、「オーガニック・マーケティング・フォーラム」の参加者たちの主な結論である。


「オーガニック・マーケティング・フォーラム」は2006年5月25、26の両日にポーランドのワルシャワで開かれた、オーガニック製品の加工、取り扱い、そしてマーケティングについての国際会議だ。この、オーガニックのマーケティングについての初めての国際会議では、特に中東欧が重点的に取り上げられ、11カ国から約150人が参加した。
「今大会の評判は、私たちの予想を遥かに上回っていました」と言うのは、中東欧オーガニック農業エココネクト国際センターの運営責任者Bernhard Jansen氏だ。「定員150人のフォーラムは1席残らず予約で満席となりました。さらに50人の申し込みがありましたが会場の容量オーバーのために参加いただけませんでした。その一方で、非常にこぢんまりしていたことが、活発な会話と会議全体の雰囲気に大変有効だったのです。評価を求められた参加者は、とりわけ雰囲気の良さを指摘していました」
特に、東西ヨーロッパにおけるオーガニック小売の見通しに関する発表、一般食品流通をオーガニックへと仕向けていくための戦略、新興のオーガニック加工業者のためのトラブル対処法などは高い関心を持って受け止められた。
例えば、13のドイツのリーダー的なオーガニック卸売業者が製品とマーケティングツールをオーガニック専門店に供給することで提携する、ドイツの「Die Regionalen(地域の意)」というオーガニックの卸売業者機構のような事例は、チェコとオーストリアでのオーガニック小売業をサポートするための協力関係と同じくらい興味深いとされた。オーガニック関連企業から19に及ぶ専門的な発表やリポートもこの会議で発表された。23社がフォーラムの期間中に製品やサービスを紹介した。会議後、出席者はワルシャワにある3つのオーガニックショップの見学にも参加していた。
「オーガニック・マーケティング・フォーラム」はポーランドの農業地方発展省の後援で開催された。このフォーラムを準備したのはエココネクトで、ポーランドのオーガニック農家団体エコランド、ポーランドの農業諮問機関、そしてオーガニック小売業者団体が協力している。更なる情報と写真はこちら→http://www.ekoconnect.de/en_warschau.html
2005年にはポーランドにおける有機農家の総数は3,760から7,183件に増加した。オーガニック化されたエリアは8万2,730ヘクタールから16万7,740へクタ−ルに増えた。その他オーガニック加工業者・配送業者は99社の登録があり、オーガニック農産物を主に流通させている卸売業者は約20社だ。
Organic-Market.infoより

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