欧州委員会、動物の福祉と保護についてアンケート募集中
欧州委員会は、今後数年間に向けた動物の福祉と保護に関するアクションプランの作成準備に入っている。その一環として、現在一般からの意見とコメントを募集中。アンケート形式になっており、内容は次のようなもの。
・EU内の農場で飼われている家畜について、その福祉はどういうレベルにあると思うか?
・同じく、もっと改良の余地があると思うか?
・上記の質問を、さらに乳牛、肉牛、ヤギ、羊・・・と15種類に分けてそれぞれに質問。
・家畜の福祉や保護の状況について知るのに利用している情報ソースとして次の項目ごとの重要視度は?
「映画やビデオ、テレビ、ラジオ」「本、雑誌、新聞、パンフレット」「インターネット」「個人的に農家を訪問する」「農業者団体からの情報」「政府からの情報」「小売店からの情報」「食品産業界からの情報」「動物保護団体の情報」「学校や大学からの情報」「食品表示からの情報」
・あなたの国で、動物の福祉と保護の方法についてもっと詳しく知らせるには、上記の項目ごとにどれくらい有効だと思うか?
・食品小売業者は、取り扱い商品を通じて十分に動物福祉に関する情報を提供していると思うか?
・生産者がその製品にもっと明確に表示をしてほしいと思うか?
・欧州委員会は、もっと国際的に大々的に動物の福祉・保護について周知徹底を図るべきだと思うか?
・輸入される畜産製品について、自国と同レベルの動物福祉・保護が行われていると思うか?
・EU圏内の動物福祉・保護について、現在消費者は十分な情報を与えられていると思うか?
・農場での状況がもっとよくわかれば、購入を決定するのに影響すると思うか?
・動物の福祉や保護がきちんと行われた製品であれば、結果として次の項目のようになると思うか?
「味がよくなる」「安全性が高まる」「品質が良くなる」「家畜が健康になる」「生産性が高くなる(例えば成長がよくなる)」「倫理的に受け入れやすい食品になる」
・動物の福祉、保護という観点で以下の項目それぞれがどれくらい重要だと思うか?
「家畜は外に出られるべきだ」「家畜は太陽の光を浴びるべきだ」 「十分に動き回れるスペースがあるべきだ」「鎖や綱で動作を制限されるべきでない」「人間味をもって運ばれるべきである」「人間味をもってと殺されるべきである」「動物として自然な行為はやらせてもらえるべきだ(豚や鶏の砂浴びなど)」「ほかの家畜とのコンタクトがあるべきだ」「くちばしや角、しっぽなどの切断、去勢などはすべきでない」「家畜は養成を経てきちんと認められた人が取り扱うべきだ」
実際のアンケートページは、こちらから。